日興シティ: トレードフロア テクノロジーリロケーション

NikkoCiti Logo日興シティは日本中に110もの支店をもつ日興コーディアルグループと100カ国以上にネットワークを展開しているシティグループとのジョイントベンチャーのホールセール投資銀行です。

両社のネットワーク、人的リソース、システム、経験、そして功績を併せもつ日興シティ。日本初となったグローバルなホールセール投資銀行として、お客様に最高の金融サービスを提供してきました。運用資産も時価総額60億米ドルを超え、日本でも第5位に入る有数の投資銀行となっております。

東京の金融街の「中心」のリローケーション

Shin Maru2006年、東京駅と皇居を見渡せる新丸の内ビルディングへのオフィス移転をするための一大プロジェクトが開始しました。
シティ、日興コーディアル、そして日興シティから合計3000人もの従業員が日本でも有数の規模をもつトレードフロア2フロアを含めてのリローケーション対象となったのです。

リローケーションのこの機会を利用して、日興シティの経営上層部はトレードフロアを2つとも完全に事前構築することを決定しました。この決定により、以下の優位性がもたらされるとが想定されました。

  • トレーダーのコンピューター環境の要件に最適化された、更に強力なワークステーションを少ない台数で提供することにより、PCスペースの集中を図る。
  • 対応機器の種類の数を減らすことにより、PCの動作必須環境の軽減する。
  • 全従業員に対して新しい機器を支給することによるシステム稼働時間の増加。

日興シティはこのビジョンを実現させるために、組織が新フロアで業務を行うために必要不可欠なプロジェクトに着手しました。具体的には、全てのPCをウィンドウズ2000からウィンドウズXPに、またトレードフロアにあるUNIXワークステーションをすべて撤廃し、代わりにHummingbird社のExceed
X-Windows搭載のウィンドウズPCを設置することでした。

プロジェクトリカバリー

trade screen2007年4月、プロジェクトのスケジュールに問題が発生しているのは明らかになりつつありました。ほとんどの要件はプロジェクトのデッドラインを守ることが出来ておりましたが、エンドユーザー側の技術的取り組みの進行が遅れており、スケジュール全体を脅かしてしまっておりました。それに続き、全体を取り仕切っていたプロジェクトマネージャーの離脱が状況を更に危機的なものにしていきました。

この状況に対して日興シティはこの一連のプロジェクトの進行を正常に戻し、リロケーションのスケジュールに遅れが発生しないように、フュージョンシステムズにプロジェクトマネージャー、インフラ開発人員の提供を依頼しました。

「お客様の期日は私たちの期日でもある」というフュージョンシステムズの考え方と、プロジェクトリカバリー、してプロジェクトマネジメントのプロセスを用い、フュージョンのプロジェクトマネージャーはすぐにプロジェクトの現状を把握し、進行を妨げている問題を認識、改善につながる措置を実行しました。

予想を超える実績

trade_floorトレードフロアに設置してあったUNIXワークステーションを撤廃することが本プロジェクトのカギとなる方策でした。データセンター及びトレードフロアに高額なインフラ環境を整備する必要性をなくし、PCベースのアプリケーションによって演算能力を統合しながらも不要な支援グループを無くすことが日興シティにとって大きな成果となりました。

しかし、これらのアプリケーションをHummingbird社のExceed11に移植することは非常に難関となりました。トレード業務には必須であっても、多くのアプリケーションは古く、現在の開発チームには限られた内部知識しかありませんでした。更に業務の環境を大きく変えることに対する内部の抵抗がさらにプロジェクトを困難なものにしていきました。

Exceed社の製品とその基礎にあるUNIXのX-Windowの構造を深く理解することにより、フュージョンシステムズの開発チームはカギとなる問題を見抜き、新しい環境で古いアプリケーションが動作するために必要なカスタマイゼーションに成功しました。また、必要に応じて新しいPC環境と古いUNIXコードの間のブリッジ役をこなすヘルパーアプリケーションも開発されました。

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